2011年3月4日金曜日

クラウドの便利さとモラル

大々的に騒がれている京都大学のYahoo!知恵袋からのカンニング事件。

クラウドや集合知がついに”ツール”としてだけ利用されるようになってしまったと思わされる事件。

受験時の投稿者である受験生は、”まじめで実直な子”だと(ネット上の記事)報道されているだけに、一方的にこいつは悪人だと言えないけどやはりルールがある世の中、ルールを破るのは
それが認められるステージだけだ。

みんなが同じ条件で戦っているいるのに、バレないからとツールが使えることをうまく利用するのは
やはり魔がさしたというだけでは片づけられない。

大相撲の八百長も同じにおいがする事件です。
土俵というのは神聖な場所。条件が同じだからこそ、そこで強さが認められ、努力した者だけが
勝利の感覚を味わうことができて、皆から賞賛の目で見られる。
とても綺麗な勝負ステージなのだ。

インターネットが出てきてから、他の知恵を即時に出せる。
つまり、大学のレポートも、簡単にネットサーフィンで探して貼り付けることができる。
これは便利だけど、簡単に結果を出せると言うことは、思考停止を招くのではないか?
昔の人は考えて調べた。今は簡単に人や情報の宝庫に頼る。

私のいるインターネット業界も、簡単に結果を出せる代わりに簡単にお金を作ろうとする仕組みができる。さらにその先には簡単にその仕組みが壊れる。
前に投稿した記事のGyaoもYou tubeに簡単にモデルを奪われた。

コンテンツや、人が考えたり善意で作られる集合知はあくまでモラルありきで成り立つ。
商品を盗むのは万引き。情報の無断使用やなり済ましも同様の窃盗にあたる気がする。
(これはあくまでも個人的所感)

情報をうまく使えば賢者。
情報を姑息に使えば贋者。


自分自身の戒めもしなければならない。
こういうinformationが氾濫する世界だからこそモラル教育と実践が大切。

あ、お隣の国中国はモラルがないからこちらとの勝負の土俵はどうなる??

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