2011年3月30日水曜日

報道と広告

震災に伴い、テレビ番組も、そして報道、広告(公共広告機構による)も大幅に
いわゆる”日常”と離れたものになっている。

普段なら芸能人がグルメなものを食べ歩いたり、自分をネタにして笑ったりしている番組が
被災者を支援するもの、昨日のサッカーではチャリティーマッチ。
そして歌番組も、「上を向いて歩こう」と題された復興支援番組。

報道も、ここ最近は原子炉の問題が大きく番組内容に入っている。
しかし、報道はやはり、規制やフィルターが掛けられている。
福島原発の、いや、原発自体の恐ろしさを実感できる内容の
現場で働いていた平井さんという方の原発に関する記事を発見した。

「原発がどんなものかを知ってほしい」
(タイトルをクリックすると記事が表示されます)

この方は20年間原発に携わり、原発で命を落とした方。
今こそ、報道はこのような意見に耳を傾け積極的に報道するべきなのではないでしょうか?
大学の放射能の権威も、別に現場で被曝したこともなければ
専門家も、「普段の生活には問題ない!大丈夫!」としか言わない。
ネットを介して、生の声などを広げていくしかないと思う。


広告に関しては、”私にできること”を考えさせてくれる内容のCMは
見ていて気持ちを引き締めてくれるものだ。
最近は、自分の今出来ることを考えるようになってきた。

今までの日本は消費を煽ることばかりしてきたので(例えば夜の歓楽街での無駄な消費)
電気が恐ろしいものに頼らないと出来ないのであれば、
そのような歓楽街の規制をかけるとかまずしないといけないでしょう。

広告は人の気持ちを動かすものだと改めて感じる。
だからこそ、生産性のあること、誇りに思うこと、真実を追求することを徹底したいと思う。

2011年3月22日火曜日

リーダーシップ

昨日、WBSで竹中平蔵氏がゲストで来ていて、今現在の地震からの復旧と
これからの日本の方向性の議論を、キャスターの小谷さんと論じていた。

その中でも特に印象的だったのが、国家のリーダーである菅総理大臣の行動を
現場に目を向けるだけではなく、国家のこれからの成長戦略にも目を向けてかじ取りをすることが
最も大切だということだった。

目の前の課題に追われて、大局的な部分をみることが出来なくなっている。
つまり、「子供のサッカー」という言葉で表現されるらしいが、
これは目の前のボールにだけ目がいってしまうことで
戦略的にポジション取りやパス回しが出来ないことで、大きな損失を(サッカーでは大敗する)負うということを意味しているのだろう。

大人の(プロのサッカー)では、監督がパス回しと戦陣(戦略)や選手交代(人事)を指示する。

今この状況は菅総理大臣が、俯瞰して指示を出してほしい。
東北の今後の復興と、日本経済の回復は、やはりトップのリーダーシップはかなり大きい部分が
要素として入ってくるだろう。

しかし、我々が出来ることは、総理大臣を批判することではなく、一体となって前進させていくことだと思う。足を引っ張ったってなにもならないのはだれもが分かっていることだから・・・

会社組織でも、リーダーの存在はおおきいだろうし
家庭でもリーダーとなる存在は必要になる。

組織論について、深く考えるよいキッカケになった。

2011年3月14日月曜日

地震によるインフラ機能の危機

先日(2011年3月11日)の地震で、東北地方が壊滅的なダメージを受けたのですが、
(被災者の方、お亡くなりになった方にはご冥福をお祈りします)
地震や津波に加えて恐ろしいのは、原子力発電所だと思いました。

原発が機能停止することで、原子炉内の内部不調で放射能が漏れだし、近隣の方が被ばくする。
この地域の人はいてもたってもいられない。
さらに、電力の大きな部分を担っているので、3次的に電力供給が鈍り東京などの都市は一気に機能停止する可能性がある。
電力が供給できないと水も止まるようで、またwebのインフラも停止して、情報が入ってこなくなる。本当に無力なものだ。

事実、震源から遠く離れた関東地方でも、インフラのほころびが見える。
電車の待ち行列、毎日流れていたものが停滞してしまっているように思える。

電気は人の気持ちまで変えてしまうもの。
絶やしてはいけないもの、復旧見込みがまだ立たないので後のことを考えた行動が求められると思います。まずは節電!

しかし、自然の力は本当に人間の営みを一瞬にして完全に消失させるものだと実感させられた。

新聞に載っていた記事の
瓦礫の中で、子供たちが楽しそうに水遊びしている思い出の写真がとても悲しく感じた。

2011年3月11日金曜日

検索を数字で科学する search engineering

検索といっても、GoogleやYahoo!の技術で検索が普通のテキストだけではなくイメージや動画、はたまたユーザにカスタマイズされた興味関心型リッチコンテンツを含むものになってきた。

そこで自分は理系出身者なので、これから進化する検索広告を数値で分析し、
ROIを最大化し、さらには広告によるブランディングを考え、
中小規模の企業がブレイクスルーするtipsを与えられる人になりたいと考えています。

中小規模事業者の経営層の一番の悩みは、規模を拡大するためにしなければならないことが
分からない。ということが挙げられる。

確かに資金があれば様々なことができる。しかし、テレビ広告を乱発しても
ブランドは醸成しない。

個々の社員がいろんな場所に露出する機会を作り、広告塔となる。
という戦略もとても有効だと思うが、サービスや商品ありき。

internetの力を活用するのが今のところ一番ROIに優れていると思うので、
いち早く最新技術を取り入れたコンサルタントと組んで戦略共有を図るのがよいと思う。

リスティング広告を見ても、まだ広告設定オプションがうまく使えてないものもあるし
ディスプレイネットワーク広告が有効でない業種の事業者が
意図的でない(意図的にブランディングを図っている会社もある)広告費の垂れ流しをしているであろうところもある。

全ての面で、数値分析も絡めながら工学的要素を提起できるヒトを目指そうと思います。

巷には、コンサルタントという肩書の人間がうようよしています。
ちょっとした客観的な話をするだけでお金を取ろうとしてくるコンサルタントではなく
根(こん)腐(くさ)ったヒトと定義される部類です。(自分もそう思われてもしかるべき)

しかし私は、ネット広告の分析と改善を促し、企業に利益をもたらすパートナーになりたい。
ちなみにSEMのプロとして、そこから拡張したことを提案していきます。(サイト制作やLPOとかですね)

2011年3月10日木曜日

Web運営のモチベーション

webサイトの運営をするうえで、モチベーションというものが非常に大切だと感じる。
誰も見ていないサイトを運営するのは酷そのもの。(サテライトなどの役割があるなら別ですが・・・)

一例として
顧問弁護士のサイトは、制作直後のPVは毎日ほとんどゼロ更新。
コンテンツを増やして、ヒット数を増やすことで徐々にアクセスが獲れ始め
カテゴリ分けをしました。
顧問弁護士 大阪
顧問弁護士 京都
顧問弁護士 兵庫
といった具合に、整理するとユーザ視点が見えてくるもので、問題点の洗い出しなどができて
一応、新規流入でゼロという日は無くなったかな。という程度にまでサイトの価値は向上しました。
あんまり手をかけていないので、これは悪い結果ではないと思います。

さて、本題ですが
サイトの価値を最大化するには、やはり人が手を加えることが一番大切だと思います。
さらには、人が手を加えて見てもらうことで、サイトを改善するモチベーションが上がって
良いスパイラルが生まれる。

世の中には、素晴らしい機能を備えたサイトがかなりの数埋まっています。
これは、人が見ていなくて休眠状態になったもの。
こういうサービスを買い取ってリノベーションしている会社もあるくらいです。

ということで、人もサイトも同じように、人に見られていないと動きが鈍くなるもの。
しっかりと手をかけて育てていくのがよいと思います。

Google AdWordsのテクノロジー刷新

Google AdWordsを使い始めて2年以上が経つが、この間だけでも様々な機能がアップデートされたように思う。

だからこそ、専門知識をつけている人と素人技で広告を運用しているのでは雲泥の差が出てくるのだと思います。

具体的なアップデート項目はあまり分からないのですが、
ディスプレイネットワーク広告というイメージや動画を使って、サービスや商品を効果的にアピールするというものがリリースされています。(かなり以前からあったのかもしれませんが、全然気付かなかった・・・)

いわゆる視覚をふんだんに利用した検索。やはり、広告の本質は文字とイメージ。
さらにリッチコンテンツが出てくるのは容易に予想できます。

さらに、お決まりのキーワード広告上に位置情報の掲載が追加。
これは店舗や事務所を構える事業者や旅館やホテルが、よりジオサービスとしてイメージを喚起させるのに適していると思うので、かなり良いものだと感じます。

さらには、まだ導入されていないようですがECサイトの商品を検索時に並べるという画期的な
リスティング広告技術。

総じて感じるのは、Googleはより感性工学に基づいた広告設計を推し進める方針だと思います。
ジオサービスは場所を知るために→地図
商品サービスはモノを見るために→商品画像

文字検索だけのリスティング広告も、ここまで進化を遂げて、これからはROIがしっかり出せるかがキーになります。
キーワード単価が異常に高騰してGoogleだけ儲かって、広告主は儲からないという現象もあり得ます。

広告テクノロジーの進化!そして試されるGoogle王国ロジックの真価!
ラップ調に整いました

2011年3月7日月曜日

職業観やプロ観のトレンド

昨日、サンデースポーツを見ていて思ったことがあります。

サッカードイツリーグの香川選手と、ボクシングの井岡選手の両選手がゲスト出演していて
この両氏は今21歳。
2人とも、決して自分は若くないという認識を持っていて(まぁ、アスリートだからということにしておきましょう。)この世代の子達は、アスリートとして活躍している人が多いな、と感じた。

EX)ゴルフの石川遼くん
野球の日本ハムの斉藤ゆうちゃん、楽天ま~くん、西武の大石、巨人の沢村、(阪神は・・・?)
サッカーの本田、長友
フィギュアのまおちゃん、村上も入るかな?

注目を浴びるスポーツのアスリートにあこがれ、目指す。

私の学生の頃は、芸能や起業のように、いわゆる個性全盛の時代だった。
個性がないとダサい。みんなと同じはイヤ。そんなトレンドだったと思う。

実際ジャニーズでもキンキやトキオと同世代、ポンッキーズではアムロちゃんやスチャダラパーの
ボーズが出ていて、いわゆるバブルの恩恵を受けて、心を豊かにしなさい!
競争をしながら他を出し抜くのだ!という観念で教育された気がする。
私たち日本人は頑張っていれば何でもできるんだよ~、夢をもちなさい~という、的を絞らない悠々自適な教育だと思われる。

今は、不況も影を落とし、日本の国力も落ちたことで
しっかり勉強している子達は看護師や医者などの確固たる目標をつくり
英才教育を受けている子達はアスリートなどを目指す。
という堅実な歩みをしようと考えたパスを作っていると考えられる。

30歳くらいの世代よりも優秀な人材になっていくんじゃないか?
それに自己中心の考え方をした人間も少ないように思われるのは、アスリートに代表されるスポ根から来るかもしれない。また大学生から色々と価値観をリサーチしようと思う。

2011年3月4日金曜日

営業活動

営業は自分自身を売る、自分の信頼のブランドを買ってもらうこと、というのを最近よく耳にするようになった。

これは営業の本質だと思います。
個人的にはさらに一歩踏み込んで、そこで培われた人間関係が大きな要素になると思います。

もっと大局的にみた、経営の本質はというと
楽天時代にカンファレンスで名刺交換した方からの暑中見舞いにいただいたはがきに書いてありました。(あの時の僕は生意気で世間知らずで申し訳ない態度をとっていましたがよいお言葉ありがとうございます。)

「経営の本質は、お客様の要求を満たし、お客様を作り出すことです。あなたの・・・金太郎」

これは株式会社日本ビジネス・サポートという会社の顧問をされている金太郎さんのお言葉。

とても本質を貫く言葉ですね、まさに。
あくまで商品やサービスはブランドありき。
個人の信頼ありき。

でも、最近信頼とか信用とか、友人関係でも親友とかいう言葉を軽々しく使う人が増えたと
感じるので、ここでのブランドや信頼の本質を常に考えていくことが最重要だと思います。

営業活動をするうえで、まずは自分を売り込む、ブランドに親しんでもらうことを考えようと思う今日この頃。
街に出れば様々な人とすれ違いますが、ちょっと足を止めてもらってお話することで営業力の本質を考えてみよう!

明日は、けなげに勉強してきた高校生が受験です、力いっぱい合格を祈っています。
kittto katu!きっと勝つと!を送ったので大丈夫!

クラウドの便利さとモラル

大々的に騒がれている京都大学のYahoo!知恵袋からのカンニング事件。

クラウドや集合知がついに”ツール”としてだけ利用されるようになってしまったと思わされる事件。

受験時の投稿者である受験生は、”まじめで実直な子”だと(ネット上の記事)報道されているだけに、一方的にこいつは悪人だと言えないけどやはりルールがある世の中、ルールを破るのは
それが認められるステージだけだ。

みんなが同じ条件で戦っているいるのに、バレないからとツールが使えることをうまく利用するのは
やはり魔がさしたというだけでは片づけられない。

大相撲の八百長も同じにおいがする事件です。
土俵というのは神聖な場所。条件が同じだからこそ、そこで強さが認められ、努力した者だけが
勝利の感覚を味わうことができて、皆から賞賛の目で見られる。
とても綺麗な勝負ステージなのだ。

インターネットが出てきてから、他の知恵を即時に出せる。
つまり、大学のレポートも、簡単にネットサーフィンで探して貼り付けることができる。
これは便利だけど、簡単に結果を出せると言うことは、思考停止を招くのではないか?
昔の人は考えて調べた。今は簡単に人や情報の宝庫に頼る。

私のいるインターネット業界も、簡単に結果を出せる代わりに簡単にお金を作ろうとする仕組みができる。さらにその先には簡単にその仕組みが壊れる。
前に投稿した記事のGyaoもYou tubeに簡単にモデルを奪われた。

コンテンツや、人が考えたり善意で作られる集合知はあくまでモラルありきで成り立つ。
商品を盗むのは万引き。情報の無断使用やなり済ましも同様の窃盗にあたる気がする。
(これはあくまでも個人的所感)

情報をうまく使えば賢者。
情報を姑息に使えば贋者。


自分自身の戒めもしなければならない。
こういうinformationが氾濫する世界だからこそモラル教育と実践が大切。

あ、お隣の国中国はモラルがないからこちらとの勝負の土俵はどうなる??