2011年4月25日月曜日

媒体力のコントロール

企業のマーケティングを担当すると、いわゆるマーケティング(ここでは問合せ結果)に必ず期待を寄せていただく。ありがたいことです、とても必要とされています。

ある意味では過剰に期待をいただき、お金を出すのは嫌ですが、結果を出してくださいよ!
という感じでお電話をいただくことがあります。

楽天市場での仕事のときは、お客さんに対して期待値の分散をすることが多々あったのですが
これは、完全に広告媒体の”力”を自分ではコントロールできないので、実際に広告の効果が低いものが多く、期待されすぎるとガッカリされることが多くあったから営業の手法が予防営業になっていたように思います。

今のWeb広告は、自分で作成して効果測定もワンストップで行っているので
媒体調整をすることで予算管理を容易に行うことができてROIを最大化することが可能です。

それゆえに、顧客からの期待値も高まるのでしょう。
人間心理として、”これが手に入った・・・もっと!”の連鎖です。

そして、媒体の調整とコントロールができるWeb広告だからこそこちらもROIを最大化するための
データ分析と最適化を行うことが大切になります。
つまりはワンストップでサービス提供をするということは、サービス知識とそれを使える技術と専門性をもっていないと結果が出ない。コントロールできたことにならないということです。
さぁさぁ、専門性を追求していこうと思う今日この頃です。

2011年4月22日金曜日

部分最適・全体最適

最適化という言葉の話ではなく、モノゴトの方法論として
経営を最適化する、Webサイトを最適化する、広告を最適化する。

もっと別の視点では、人生を最適化することについて考えたいと思います。


①経営を最適化することについては
短期的に利益を出そうとすると、やはり何かの犠牲を払うことが余儀なくされる。

つまりは、「戦略的」パートで短期的な繁栄はシェアを奪うことや
利益を適正ではない範囲で設定して一時は儲けることが可能だろう。
とくに、”マトモ”ではない会社が”マトモ”ではない仕事をすることを指す。

これは短期的な視点での最適化と言えるかもしれない。
この根底にあるのは、手元の現金を何とかしたいという
正に目の前だけを見て仕事をする経営だ。
これをしている事業者は姑息なジレンマに陥る可能性が高い。
なぜならば、”マトモ”な稼ぎ方ができないからだ。

それであればどうやってブレイクスルーを図り、長期的な利益を出すことが可能になるか?
やはり、トップのビジョンの打ち立てと継続だろうと思う。

常に”マトモ”な思考で真っ当な事業を、適正規模で大きくするしかない。
そこで出てくるのが次


②マーケティングでの最適化だ。
webサイトを持っている企業様は多いが、B2Cのビジネスにおいては
不特定多数の人を相手にサービスや商品を売るわけなので、
もちろんwebを使って営業をするのが効果的である。

マーケでも部分最適と全体最適に分割できて、
一時のトレンドを追いかけて、そのサービスだけを軸にトラフィックを獲得する、というのと
長期的にコアサービスを顧客に浸透させてブランドを醸成する。
という2つに分かれるだろう。

盛り上がっている、儲かる業務ばかりを追っかけていては
周期で変わってしまい、その都度収益が不安定になることが多い。

例えば法律事務所でいうとキーワード「過払い 大阪」などはリスティング広告で高騰している。
しかし、これは一過性のトレンドで、あと2年くらいで凋んでしまう。
そのあとのことを考えて、コアサービスである法律相談に注力して
個人再生 大阪」であったり、弁護士にしかできない刑事事件などを認知させる必要がある。
その為に、webでもバナー広告を継続的に出稿してブランド浸透に努め
人材も強化する。という手順で全体最適を図っていくのがベストかと思われる。
今現在実践中なので、しっかりと実証していきたい。

最後


③人生の最適化については
経験上ですがやはり、短期的な関係や一時の欲や積み上げのないことをすることが部分最適かもしれないと思う。
楽に”いい思い”ができるなら、それはそちらを選ぶだろう。しかしそれは長く続かない。
ほころびが生じて、自身に跳ね返ってくる。

しかし、長期的に”いい思い”をしたいのであれば我慢して積み上げ、思いやりを持って長期的な人間関係を築くことが全体最適に当たると考える。


総括して、生もの(人生や人間関係など)に対する部分最適は行わない方がよく、
概念や生産ラインや経営というモノにおいては、全体最適を行いながら
部分最適を適宜取り入れることが大切だと思う。
しかし最適化という言葉を大学時代からずっと研究している気がする・・・。

2011年4月12日火曜日

Webでのブランディング

テレビで見るCMは、大企業や話題の企業(モバイル市場を賑わすmobageやGREE)
が連想出来て、知名度も大きく上がった。

つまり、企業名と何のサービスをやってるねん?という紐付けができている。
これがブランド構築。

そして、同じ業種でも例えば歯ブラシひとつとってみても
サンスターとライオンでは印象が違うように、俺はこっち派!ということができれば
なおさらブランド戦略は成功したと言えるのではないだろうか?

さて、話を元に戻して、Webでのブランド戦略、ブランド構築とは何ぞ?
というところで、

①最初に挙げるのは、Yahoo!Japanのトップバナー
You Toubeでのマストヘッドなど、いわゆるビッグなディスプレイで
不特定多数に対して訴求していくもの。
これは資本がかなり必要になるので、大企業が使っているのが現状でかつ
中小事業者が単発で使っても無意味だと思います。(お金が余って仕方ないと言う人はジャンジャン使ってもよい)

②次に、Googleディスプレイネットワークでのイメージやディスプレイ画像での訴求。
これは安価でターゲティング設定が出来ることから、中小事業者でも簡単に使えます。
単価で27円~です。
一般のバナーでは考えられない破格だと思う。
しかし、今後高騰していくのだろうな・・・と思います。
かなり有効。

③検索時に表示されるリスティング。
これは常に1位表示をしているのがブランディングだと言う人もいるけど
私はテキスト広告でブランド構築するのは不可能だと考える。
それは文字に特徴があるとかなら別だけど、
法律事務所で例えば、あいうえお法律事務所とかきくけこ法律事務所が並んでいても
全くそこからはイメージが湧かない。
ブランド作りはページに入ってきてから、という前提があります。
最近ではそれを見越して、法律事務所MIRAIO(未来を!)のように
名前をブランドにする事務所もあるので、素晴らしい発想だと思います。
これなら検索時のブランディングが可能です。

総括して、Webのブランディングは規模と目指すもので効果的に広告を使えば”可能”である!と断言できます。ROIも考慮した結果、Webのブランディングが一番と今の段階では言えます。
雑誌や新聞では不可能です。∵体力がいるから

例えば中小で福岡で一番になる!
という会社の事業者はWebの力を思い知るでしょう。

Webでのブランド手法で、
Web+brand = ”Webrand” という言葉が出てくる日も近いかな~。

2011年4月8日金曜日

ディスプレイ広告の未来

被災地のことが連日報道される中でも、インターネットの力を強く感じる
今日この頃です。

被災者の生活支援や、法的な問題を解決するための弁護士からの支援(無料法律相談 府中 東京などの事務所でも行っています)が活発に行われています。

1日でも早い復興と、この悲しみを克服する勇気を皆さまと一緒に作り上げて行動できれば、と思いながら最近は過ごしています。

さて、広告の力、インターネットの力や役割については前回の記事でも触れましたが
今、ネット広告の最先端技術を突き進んでいるGoogleが力を入れている「ディスプレイ広告」について、実際に使用していて感じることを述べていきたいと思います。

ディスプレイ広告というと、ちょっと分かりにくい人もいると思うのですが、
いわゆる、「バナー広告」のことです。

ECサイトでバナー広告の効果測定をしていての実感から
経験上バナーは効果が分かりにくい、という印象があり
リッチメディアで作成できるのは素晴らしいと思っていたのですが
本当にコンバージョンに至るのがキツいのです。

しかし、ネット上のブランディングを地域で行えるGoogleディスプレイネットワークは
閲覧者の目に飛び込んできてから、名前を覚えてもらい
頭に入れてもらう、というテレビ広告のような効果を期待できます。
また、このコンバージョン測定を出来るのが素晴らしい。

ビュースルーコンバージョンといって、30日以内にディスプレイを見た人が
コンバージョンを達成したらトラッキングされて効果測定を行える。
ディスプレイの本質はブランディングだと思うので、この予算はコンバージョンメインにするのではなく広告費の垂れ流しと考えていくのではなく、認知度を高める手法と考えて
CPM(1000クリック当たり費用が発生する)で長い目で使っていこうと考えています。

コンバージョンを求めるのは、検索リスティングで併用すると、効果が抜群のように
考えられるので、ディスプレイ広告のポテンシャルを探っています。

ネットだからこそ、しっかりとターゲティングができれば、ROIを最大化できるはずなので
ディスプレイ広告の未来は果てしないものだと思う。

ネットメディアはテレビと並ぶメディアで、広告主からしたらプル型のメディアだからこそ
押し売り型のテレビ広告のようにはならないだろう。

さりげない表現で、ブランドを醸成させていく。
Googleのtechnologyに期待を寄せたい。