2011年5月30日月曜日

ネットとリアルの境界線

インターネット革命を起こしたGoogleの本質を考えると、

Googleの目指す世界とは、情報の均等化。
情報独占でおいしい思いをしてきた事業者から政府などを普通に生活している人に対して
オープンにする。そして、フラットな世界を目指しているのではないか。
(今や足が不自由で図書館に行けない人でも本を読め、買い物に行けない人でもショッピングできるインターネット世界、その先には一体なにが・・・)

頑張れば頑張るほど、報われる世界の構築。
そして、それに通じるのがWebの中での都市や街の設計。

Googleが目指す街作りは、もちろん実際の街作りに似ていて
Googleプレイスが表示するリスティングは街に溢れる立て看板そのもののように思える。
自由にビジネスを展開してください、そして、便利な情報を提供してください。
良い商品やサービスを提供している事業者を紹介してください。

これこそまさにGoogleの本質。

そうしたときにどうやって街の中でも駅前の位置でサービス展開できるのか?

リンク格差による勝者がその激戦区から一歩抜きんでる。
そして、リンク格差を生んでいるものはそれぞれの事業者の努力。
そういう意味で、Google上では努力が報われると考えられます。

勝者になるための方法は、もちろんリンクをいただく仕組み作り。
そうするためには、お金を使って人為的に戦略も練ることができるけど
それだけでは、他者がまねたらそれで終わりなので、独自のサービス付加価値を置いて
netユーザが自然に引き込まれていくような方策が必要です。

さて、ネット上で勝ち抜くためには、リアルの商売からも参考になるので
そこからtipsをひきだしていくようにしなければいけませんね。
(たとえばフランチャイズ展開とか、支社の設立とか。モニターを募るとか。)

2011年5月22日日曜日

入札価格の平衡状態

オークションというモデルをとっているビジネスは、
安く競り落とせたり、高価な値段を払ったり、といった落札者が出てきます。

私が楽天市場の店舗さんで、オークション店舗の流通を上げたいと考えていたとき

ふと、
「何で1円オークションが儲かるねん?」とおもったことがあります。
それは、1円スタートで始まるもので、ひょっとしたら5円とかで競り落とされることもあるわけです。
何故儲かるのか?

これは、店舗さんの戦略で
①そもそも価値の高いユーザの既購入者リストを買い取るという意味合いでのオークション
②戦略の一環で1円で落しても送料が700円とかいうもので、送料で損をしないオークション
③大量出品で入札価格は平衡状態になり、適正価格が付くのを読むすご技店長オークション

があるので、利益はとることが出来るようです。

個人的に私が3つのパターンで興味深いのは、③です。
これは、価値のない商品はもちろん値がつきません。大きな枠で考えると
リアルの店舗でも一緒です。evianが1本1,000円だったら誰も買いません。
ところが、1本20円!というスーパーは集客目的のセールを行い、お客さんを集めます。
(例外的に放射能で水の買い占めがあった時のように、値段を上げても買う人が出てくることもあります。)
実のところ、値段はとても曖昧で、これがオークションのミソ。

個々のオークションではかなりの値段幅がでることがありますが
平均値では、ある一定の値段に大体収まります。
これを読むのが店長さんのの醍醐味なのでしょうね。


話変わって、Google AdWordsの入札モデルを考察すると
値段が最近高騰しているように感じるのですが、これも同様の現象が起きていて
今までは穴で儲かる!と言われていたキーワードの価格にいっせいに入札が入り
適正価格になているように思います。

特に利益率の高いサービスです。
金融系など。
Googleの担当者と話していたのですが、法律系も高騰するとのことです。

まぁ、皆で競争して、ある平衡状態を生み出せばそれで落ち着くのであれば
先は見えていて良いですが、ちょっとネット広告のROIもそれなりになるのがコワイところです。

そうなると・・・品質スコアをmaxにしてやろうじゃないですか!

業界の成熟は起こさないよう技術革新を辞めて利益追求に走らないでくださいね、
Googleさんとかfacebookさん

ROI=Return On Investment
Rieki Okane Iretabun なんか繋がるアールオー愛

2011年5月21日土曜日

science of happiness

ザッポス伝説を読んだ雑感とレビュー。

雑感としては、著者トニー・シェイの半生と成功や苦労体験。
そして、個人的な趣味(レイブが好きなようだ。)など述べた後、
ネット靴屋さんのザッポスを成功に導く企業文化の構築について経営者としての視点で描かれておりかなり面白いストーリー本だったように思います。

最初に、トニーは執筆家ではないので普段の話し方を文章に表現したかったという
彼の人物を物語る記述があるのが印象的で、いたるところに「ワオ!」というフレーズをちりばめているのですが、これは彼の哲学のように感じました。

「ワオ!」=感動体験

仕事をするのはなぜ?の問いに
幸せになりたいから。というサイエンスオブハピネスのこを最後の章でふれているのですが
これが一番トニーは読者に伝えたい本質核の部分だと思います。

サイエンスオブハピネス・・・幸福の科学・・・いや、それではないですよ!

さて、
この研究の結果から導き出される結論のひとつが
「人は長続きする幸福感をもたらしてくれるものを見抜くのがとても下手だ」ということ。
たいていの人はその人生を
「●を手に入れることができたら、幸せになる」
「●を達成出来たら、幸せになる」
と考えて過ごすのですが、実際は手に入れた幸せはかなり短期間のうちに色あせていく
との研究成果があるようです。

確かに納得です。
では、どうすれば幸福感を維持できるか・・・?
それは、本を読んでください。
やはり仕事が人生の大きな部分を占めるのであれば大切なことが書いています。

この本は、人生のtipsになる書籍でした。

グループのブランディング

さて、私には大学時代から熱狂的にハマっていたHip Hopグループがいます。
あれから何年?


ずっと第一線で活躍し、日本にも頻繁に来ているBEP
ちなみにjust cant get enoughは東京六本木で撮影されたPV。
すがく煌びやかで、日本もすごく眩い場所があるんだと実感させられられながら
3.11の津波の一週間前に撮影されただけに、日本への哀悼の意を表してくれている
親日家でもあります。

話は逸れましたが、第一線で10年スパンで活躍するアーティストは
支持者が世界中に存在し、このCDが売れない時代に自然に売れる、いや
待ちわびたファンがここぞとばかりに買いに行くという喚起を促します。
日本版を買った私は、やはり非売品の特典のステッカーが付いてきたことで大満足を得たわけですが。

BEPに関しては、昔から音楽性や話題性、実力もさることながら、
マーケティングに力を入れていると感じます。

幅広い年齢層をターゲットに、音楽を使い分け期待以上のmake funをしてmake fanにする。

まさに、そこらへんの企業に勝るブランド力を4人のunitは醸成しています。

BEPを研究すれば、ブランド創造の向上に役立つかもしれませんね。
継続する価値を提供する人やサービスは、誰にも負けないブランドを持ちます。

イチロー、石川遼、香川、B'z・・・ビーズが一番長いですね
そして、TOYOTAやPanasonic
日本もこれからはITで世界に名を馳せる猛者企業がでることを期待です。

2011年5月16日月曜日

Rakuten Kernel

最近、物事の整理や情報整理がとても大切だと言うことが分かってきたので
過去の役立ちそうな資料に目を通しているとRakuten Kanelという社長講和を発見しました。


非売品だけど、実は「成功の法則92ヶ条」という本にもかぶる部分が多くある。
2005年~2007年までの朝会で三木谷社長が話した内容をまとめたもので
当時朝会をまともに聞いていなかった私としては今更ながら目からウロコなエッセンスと
いわゆる企業文化を構築したいと考える社長や管理部の思いが詰まっていました。

あれから5年くらい経過したが、世の変化は早いもので、マイクロソフトの成長が結構取り上げられていたり(今はMSは下降気味でGoogleが超速上昇気流に乗ってる感じか)
述べられていることは

①企業の戦略
②人材の育成
③マインドのコントロール(是非は問えない)

の3本柱といったところでしょうか。
当時、人材の流入が激しい時期で、会社としてのマインドを統一しにくいときだったと思うので
要するに社長は、会社が大きいからと言って、一人ひとりが大きな仕事をすることではなく
仕事は小さな目標をクリアしていってこそ、大きなことを達成できるのだ!うぬぼれるなよ!
ということが言いたかったのではないかと思います。

人材のマーケティングについては深く考えたことはないのですが企業は人材ありき。
会社を大きくするのも人。つぶすのも人。

やはり、人材採用を逆ひきすると
ニーズのある人材=成長意欲+向上心+スキル
は外せないですね。

さてさて、スキルを磨くとしますか。

2011年5月10日火曜日

確率統計と金融とインターネットビジネス

ビジネスというものの本質をとらえるのは至難の業、というより
考えるものは十人十色だと思いますが、サービス価値とお金のことを考えると
金融に行きつくような気がします。

そもそもお金の流れだけを見ると”一般的に付加価値の高いもの”が高い利益率を生み出し
マネーが集まる仕組みで、バブル期の過去の日本もそうだったように
世界から見た付加価値が高い国になっていたので、マネーが流入して一見金持ちという現象が生じた。

しかし、情報やモノやサービスは陳腐化するのが一般的で
付加価値の模倣を他社(他者)がすることで利益を上げることが出来なくなってきた。

ECの例をとると、インターネット(情報)を介して、モノ(サービス)を挟んでマネーが動く。
その間にマージンが発生してうまくマネーが分配される。

それが、モノ=マネーになったビジネスモデルが金融だ。
銀行のATMに時間外手数料を取られるのは、銀行に寄付しているように感じることがあるが
何もしないで利益を生み出す仕組みができている。だから儲かる。
一時の消費者金融、武富士も円ショップとかいう看板を点けた無人店舗があったが
あれこそ徴収の仕組みの最たるもの。そこに暴利があったからこそ破綻したわけだが
やはりマネーが足りない人や企業にとっては付加価値がある必要なサービス。

今はインターネットがあるからそこで商品を流すことができるので、そこれこ金融というものが
理解しやすくなったと思う。
以前、楽天の店舗さんで「うちはモノを売ってるんやない、金融屋や!」と言ってる社長がいた。
正にコワモテの893さんのような方だったが、1商品売れて利益が500円。つまりメシ1食分。
1日に100商品売れるから50,000円の利益やねん。というわけや。
後は売れる確率を上げて利益を増やしていくだけや。

インターネットサービスも同じように、利益が出るrangeであれば広告を媒介して
拡販していくことができる。要はこれが永続的に続くようなブランディングが最終的に
必要になるんや。粗暴なサービスや対応は破滅を招くから丁寧に顧客の信用を増すのがブランド作りには欠かさへんねん。

あれ、関西弁になってもうてる・・・。

ということで、数字を追いかけてデータ化したマーケティングをして適正な利益を出す
ビジネスを展開することを心がけるのがベストとなります。

2011年5月7日土曜日

クラスター分析思考

物事を考える上でカタマリで考えることはとても重要です。
断片的なものを、散らかったものを、似たもので整理する。

これはマーケティングでも応用できます。
すぐに使える例としてキーワードマーケティングでは、

特定地域、例えば東京都府中、多摩地区の法律事務所を経営している弁護士さんだと
どのようなクラスターに分けて情報を整理していけばよいのでしょう?

法律相談と弁護士を核にして

・1「法律相談 地域」「弁護士 地域」
・2「法律相談 特性」「弁護士 特性」
の2種類に大きくわけることができます。

・1の地域は
周辺地域つまり 府中 稲城 多摩 国立 八王子 立川 など
・2の特性は
夜間営業 土日相談可能 24時間予約受付 債務整理無料相談 など

それをキーワードに落しこんでいけば自然と特定地域でニーズのあるマーケティングができます。
弁護士 府中」「弁護士 土日相談」などが好例となるでしょう。


また、仕事を生み出す上で今から攻め込む業種のクラスター戦略もかなり有効だと思います。
例として、私自身も考えていかなければならないインターネット業界を分析しましょう。

インターネットサービスでも
1EC
2マーケ
3システム
と大きな枠で考えて

1は在庫を積めるものと在庫を積まなくてよいもの(いわゆる無形サービスや情報サービスでしょうか)
在庫を積むとリスクが増大して、扱う商材で勝敗が分かれることが多い
在庫を積まないと独自のノウハウと独特のブランディングが出来ていないと長期的に売れない
要約して、【センス】が重要
2はいわゆる、マーケ用の周辺ツールと分析力があれば、顧客に対して適切にアドバイスして
結果を出していければ長期的にビジネスとして成り立つが、顧客の開拓が至難の業
要約して、【営業努力】が重要
3はプログラミングなど、自分でシステムを自由自在に操れる人なら何でも作れちゃう
要約して、【生まれ持った才能】が重要

そう考えると、まずは展開すべきものが見えてきます。
お金があれば、自分のセンスを信じてEC
努力が出来ればマーケ
才能があればシステム

クラスターに分けて分析すれば、様々な領域で応用できるので
都度迷った時は因数分解することが大切ですね。